登山口の「山犬段」へ向かう林道では、高度をあげるにつれて、秋が深まっていき、いつしか林道は見事な紅葉のトンネルへと早変わり。
それにしても日本の秋の山はとにかくキレイなのです!
様々な樹種が様々に色づき、赤や黄色、オレンジや茶色、濃い色から薄い色まで、
カラーバリエーションが豊富。
曇り空でも十分キレイな紅葉を楽しむことができましたが、日差しが出ていればもっと
鮮やかに見えたことでしょう。
さてさて、
色づく山並みに皆のテンションが高まったところで、「山犬段」に到着。
「さあここからトレッキングのスタートです。
板取山へは、比較的やさしいアップダウンの道。
登山道の紅葉は、最盛期を少し過ぎた感じでしたが、黄色に色づくハウチワカエデや
コハウチワカエデなどのカエデの葉がたくさん残り、まだまだ道を彩ってくれていました。
皆写真をパシャパシャ撮っていましたね。

板取山への道のりを半分ほどいくと、「ホーキ薙」と呼ばれる壮絶なガレ場(崖)。
眼前の視界が開け、目指す板取山のピークの向こうに、秀麗な富士山の姿が現れます。
いつみても惚れ惚れする、美しい山容です。

ガレ場を下って覗き込むと、紅葉が山を駆け下りるように
山裾へ広がっている様子が印象的で、皆美しい山の色彩美に
しばし見とれてました。
山頂ではスタッフで用意したチーズフォンデュに舌鼓。
チーズフォンデュは、スイスを中心に、ヨーロッパアルプス地方の
郷土料理だそうで、「この時期の山にはピッタリ!」な料理です。
みんなで食材を切ったり、チーズを溶かしたりしながら、ワイワイやりながら楽しみました。
アルコール飛の飛ばし具合がちょっとあまく、ワインの香りが強く残ってしまったのも、
アウトドアクッキングならではのご愛嬌ということで、どうぞご勘弁を(笑)。
帰りはちょっと寄り道をして「八丁段の展望台」へ。
開けた南斜面から果てしなく続く山並みがまるで海のように広がっていました。
最後にここでのんびり休憩して、非日常の秋山の世界を堪能しました。
下山してからは、島田の「伊太和里(いたわり)の湯」で汗を流し、
湯船につかりながら秋の山で過ごした一日を反芻。
身も心もポカポカに温めて、帰路につきました。
(尚、画像は、参加者大畑さん、小林さん、鈴木講師の撮影したものをお借りしました)
身近な山で贅沢な秋を満喫しました!
四季のある日本っていいな〜って
あらためて実感しました。
澄んだ山の空気が懐かしいです。
写真もステキですが、実際に行った方が
もっと綺麗なんでしょうね。